教員の転職に適した時期はいつ? 年度と採用スケジュール
教員の転職に適した時期はいつ? 年度と採用スケジュール
教員の転職は「年度末」だけとは限りません。公立の採用選考、私立の欠員募集、それぞれの動き方の違いと、在職中に動くか辞めてから動くかの考え方を整理しました。
概要
「転職するなら年度末しかない」——先生方からよく聞く言葉です。担任を持っていれば、学年の途中で抜けるわけにはいかない。その感覚はもっともです。
ただ、「辞める時期」と「動き始める時期」は分けて考えられます。実際に職場を離れるのが年度末だとしても、情報を集めたり応募したりする活動は、その何か月も前から始まっています。むしろ、年度末だけを見ていると、良い募集を逃してしまうことがあります。
詳細
公立学校を目指す場合
各都道府県・政令市の教育委員会が実施する採用選考は、年間の日程があらかじめ決まっています。出願の受付期間、一次・二次の選考時期は自治体によって異なりますので、志望する自治体の教育委員会のページで最新の募集要項を必ずご確認ください。
日程が決まっているということは、逆に言えば準備の計画が立てやすいということでもあります。受付期間を確認したら、そこから逆算して書類の準備を進めるのが確実です。
なお、採用選考とは別に、欠員が出たときに声がかかる講師登録という入口もあります。こちらは通年で受け付けている自治体もあり、選考の日程とは違うリズムで動いています。
私立学校を目指す場合
私立は学校法人ごとの採用です。退職や産休などで欠員が出たタイミングで募集がかかるため、年度の途中でも求人が出ます。締切も「随時」のものから、日付が明記されているものまで学校ごとにばらばらです。
そのため私立志望の場合、「時期を待つ」よりもこまめに募集を見る習慣を持つほうが有効です。気になる学校の募集は、出たときに動けるよう準備しておくとよいでしょう。
在職中に動くか、辞めてから動くか
どちらにも事情があります。在職中は時間の確保が難しい一方、収入が途切れません。辞めてからのほうが動きやすいものの、次が決まるまでの期間は読めません。
判断の材料になるのは、次の職場に求める条件がどれだけ絞れているかです。条件がはっきりしている方は在職中でも探しやすく、まだ方向が定まっていない方は時間を取って考えたほうが納得のいく結果になりやすい傾向があります。
逆算して考える
年度末での退職を考えているなら、次のような順番が一つの目安です。
- 半年〜1年前 … どんな募集があるかを眺め、相場感をつかむ
- 数か月前 … 職務経歴書など応募書類を整える
- 募集が出たら … 学校ごとの募集要項を確認して応募する
- 内定後 … 勤務先に退職の意向を伝える(伝え方や時期は勤務先の規程を確認してください)
まとめ
教員の転職に「唯一の正解の時期」はありません。公立は日程が決まっているぶん計画的に、私立はいつ出るかわからないぶん継続的に——それぞれ合った動き方があります。
大切なのは、辞める時期が決まっていなくても情報収集は始められるということです。ティーチャーズキャリアでは全国の私立・公立学校の教職員募集を毎日更新しています。まずはどんな募集が出ているか、眺めるところから始めてみてください。