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理科の教員求人はどこにある? 単独募集は1割強、多くはまとめ募集

理科の教員求人はどこにある? 単独募集は1割強、多くはまとめ募集

理科の教員求人は掲載中603件のうち186件。ただし理科だけを募集する単独募集は22件で、半数以上は4教科以上をまとめた募集です。校種や地域の偏り、物理・化学・生物の別が書かれない求人票の読み方を、掲載中の求人の集計から整理しました。

出典: ティーチャーズキャリア編集部 / 最終更新:

公開: 2026-09-24

概要

理科の教員として転職先を探すとき、まず知りたいのは「どのくらい求人があるのか」と「自分の専門分野で応募できるのか」の2点だと思います。

ティーチャーズキャリアに掲載中の求人603件(2026年9月24日時点)のうち、理科を募集教科に含むものは186件、全体の30.8%でした。理科の求人一覧から全件を確認できます。

ただし、この186件のうち理科だけを募集する単独募集は22件、約12%です。残りは複数教科をまとめた募集の中に、理科の枠が含まれる形でした。この記事では、掲載中の理科求人を集計し、どんな形で出ているか、要項をどう読めばよいかを整理します。

詳細

求人はほぼ私立から出ている

186件のうち183件が私立学校、残る3件が国立の高等専門学校です。校種別では次のとおりでした。

公立学校の理科は、各都道府県・政令市の教員採用試験が原則の入り口になるため、通年の求人票の形にはあまり出てきません。違いは私立と公立、教員として働くうえで何が違うかで触れています。

中高一貫校が64件と多いのは、理科の特徴のひとつです。中学と高校の両方を担当する前提の募集が多く、どちらの免許状を持っているかが応募の可否に関わります。働き方は中高一貫校で働くということにまとめています。

東京に4分の1が集中している

都道府県別では、東京都が44件と最も多く、千葉県13件、埼玉県13件、兵庫県9件、神奈川県9件、北海道7件と続きます。理科の求人が出ているのは39都道府県ですが、東京都だけで全体の約4分の1を占めます。

東京都の44件は、高等学校21件、中高一貫校18件、その他4件、通信制高校1件でした。全日制の私立が中心の地域だといえます。都内で絞って探すなら東京都の理科求人が見やすく、学校選びの視点は東京都の私立学校で働くということも参考になります。

地方に住んでいて転居を考えていない場合は、先に自分の地域の件数を確認しておくと、動き方を決めやすくなります。

単独募集22件の内訳

理科だけを募集する22件は、次のような内訳でした。

つまり、理科だけで探すと目に入るのは通信制高校と中高一貫校の募集が中心になります。通信制の仕事の中身は通信制高校の教員という働き方に、高専の公募は高専の教員になるには?にまとめています。高専の応募資格は学校や分野ごとに異なるため、公募要領を必ず確認してください。

半数以上は4教科以上のまとめ募集

単独募集以外の164件を教科の数で分けると、次のようになります。

4教科以上のまとめ募集が、理科求人全体の半数以上(104件)を占めます。 教科数は5教科が26件、6教科が21件、8教科が17件など幅があり、多いものでは10教科以上を並べた募集もありました。

2教科の組み合わせでは、理科と数学が11件、理科と英語が9件でした。理数系の免許を両方持っている人には、この組み合わせが探しやすい入り口です。3教科では「国語・理科・英語」が4件で最多でした。

まとめ募集は、学校が複数教科の欠員や新規枠を同時に出している場合と、随時受付として教科を広く並べている場合があります。教科名が並んでいることと、理科の採用枠があることは同じではありません。 教科ごとに何名を想定しているのかは、要項に書かれていなければ、応募前に問い合わせて構いません。

同じ形の話は英語教員の転職や保健体育の教員求人でも触れています。理科も、教科名の数だけを見ると多く見えるので注意が必要です。

求人票には「物理・化学・生物」の別が書かれない

理科の求人で気づきにくい点があります。掲載中の186件は、教科の表記がすべて「理科」で、物理・化学・生物・地学のどれを担当するのかという区別は書かれていませんでした。

理科の教員免許状は、中学校も高等学校も教科としては「理科」ひとつです。大学の課程では物理学・化学・生物学・地学の4分野と、それぞれの実験科目を履修するのが一般的なため、免許のうえでは分野を選ばず担当できる形になっています。

一方で、実際に学校がどの分野の先生を求めているかは、求人票の文面だけでは分かりません。専門にしてきた分野と、学校が欠員を抱えている分野が合うかどうかは、要項では読み取れないことが多いため、次の点を確認しておくと安心です。

実験を伴う教科は、授業の外側にも準備の仕事が発生します。ここは学校ごとの体制の差が出やすい部分なので、見学や面談の機会があれば具体的に聞いてみることをおすすめします。

雇用形態と応募前の確認事項

掲載中の理科求人186件のうち149件は、掲載元が雇用区分を細かく書いておらず、「専任教諭・常勤講師 ほか(要確認)」という定型の表示になっています。専任なのか常勤講師なのかは、この表示だけでは分かりません。専任教諭・常勤講師・非常勤講師の違いを先に読んでおくと、要項の読み方が変わります。

応募の前には、次の点を確認してください。

「講師」という言葉の見分け方に迷ったときは「講師 求人」で探しても見つからない理由も参考になります。職務経歴書に実験・研究の経験をどう書くかは教員の職務経歴書で整理しています。

まとめ

理科の教員求人は、掲載中603件のうち186件と、全体の3割を占める大きな教科です。一方で、次の点を押さえておくと探しやすくなります。

  1. 理科だけを募集する単独募集は22件(約12%)。 通信制高校と中高一貫校が中心で、高専の公募も含まれます。
  2. 半数以上(104件)は4教科以上のまとめ募集。 教科名が並んでいても理科の採用枠があるとは限らないので、人数を確認しましょう。
  3. 求人票には物理・化学・生物の別が書かれない。 担当分野と、実験・実習の準備体制は、応募前に確認しておくと入職後の食い違いを減らせます。

まずは理科の求人一覧で、いま出ている募集を見てみてください。転職活動の進め方そのものに迷う場合は、教員の転職のはじめ方から読み進めるとよいと思います。

※ 本文中の求人件数は、ティーチャーズキャリア掲載中の公開求人(2026年9月24日時点、603件)を集計したものです。免許の要否や雇用条件は学校や自治体によって異なります。応募の際は必ず各学校の公式サイトおよび募集要項をご確認ください。

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